長崎市深堀町台風被害による屋根改修瓦葺き替え工事

施工事例

 

2020年9月に発生した台風9号、更には数日後に訪れた台風10号により甚大な被害が出た深堀町にあるT様邸。

全国ニュースでも取り上げられ、取材を受けている姿をテレビで拝見致しました。

被害の状況は、台風前に土のう袋を沢山乗せていたにもかかわらず瓦が飛ばされ

更には屋根までも飛ばされて、部屋の中から空が見えている状況でした。

 

被害時の写真

家主のT様より一部写真の提供をして頂きました。

 

今回お受けした仕事は、屋根改修瓦葺き替えと雨樋の取り替え工事です。

 

残った全ての瓦を撤去し、下地の補強と張替え

和瓦から洋瓦にする際の下地やり替えや破風板等のやり替えを行いました。

垂木のやり替え・補強、野地板張りも行なっています。

 

ルーフィング施工

ルーフィングは屋根からの水を防ぐ二次防水の役割があるとても重要なものになります。

 

桟木打ち

瓦の長さで割り付けを行い、基準となる墨をうちます。

その墨に合わせて瓦用の桟木を打っていきます。

 

瓦を葺く

瓦は鶴弥のスーパートライという耐震性や耐久性に優れた防災瓦になります。

かぶさりの部分にツメがついていて、先ほどの桟木の上に左側から順にツメをはめながら並べ

瓦一枚ずつ釘でとめていきます。

施工後はツメも釘も上の段の瓦でかぶって見えなくなります。

 

大棟・隅棟は強化棟使用

強化棟とは強化棟金具をステンレスビスで固定した強風工法の一つです。

 

雨切り板金

壁に接地している面に(面土)漆喰(シルガード等)を使用し、ヌキ板を打ち板金を固定し、壁からの水の侵入を防ぐための施工をします。その後、仕上げ工事・雑補修工事をして完了です。

 

屋根改修工事と雨樋取り替え工事完了写真

大きい家でとてもやりがいがありました。

家主のT様にも喜んで頂けて大変嬉しく思います。

 

家主のT様と一緒に写真を撮らせて頂きました