今回はリフォーム工事の依頼です。
リビングと廊下、廊下を隔てたお部屋2つをフローリングに張替えたいとの事でした。
もともとはコンクリートの上にカーペットを直貼りで施工してあり、
冬は冷たく物凄く冷えるそうです。
リビングに隣り合っていた二つの和室はリビングとの段差がありました。
今後はご年配の家族とも住まわれる予定と伺ったので
和室の高さに合わせたバリアフリー改装で
床には断熱材を入れて冷え対策を行う施工をご提案致しました。
カーペットを剥ぎコンクリートを研磨
カーペットを剥いだ状態です。
ボンドについたカーペットが沢山残っているので、サンダーという工具で研磨していきます。
フローリングを貼るので見えてこない部分にはなるのですが、
この作業を丁寧に行わないと根太の下に物が挟まり高さが綺麗になりません。
サンダーの熱でボンドが溶けてネチャネチャとなり、なかなか手間のかかる作業でした。
根太を入れ間に断熱材(スタイロフォーム)を敷き詰める
レーザーという光が出る機械で建物が歪んでいないかなどを見て、高さをだしていきます。
和室の高さと同じ仕上がりになるようにフローリングを貼る前の状態に持っていき
隙間などを調整して根太と断熱材を入れていきます。
押入れもフローリングを通して欲しいとの依頼でしたので、押入れの床もフローリングを貼り
押入れのふすまはレールをひいて三枚引き戸に変更します。
12ミリの針葉樹合板を捨て貼りしていく
根太と断熱材を入れたら針葉樹合板を貼っていきます。
根太の部分にコンパネ用のビスを打つために墨をうち、根太にそってビス止めしていきます。
フローリングを貼っていく
今回はリビングと廊下、廊下を挟んだ両隣のお部屋をフローリングにするため
一部屋ずつフローリングを貼っていき
養生をしながら荷物を移動して・・・の繰り返しをおこないました。
写真が暗いですが、押し入れの部分もフローリングを貼り、
レールを敷いて三枚引き戸に変更しました。
押し入れの棚板も撤去し、内側にはクロスを貼ります。
フローリングを貼り終えたら、フローリングと壁の付け根に巾木を貼っていきます。
他の部屋の高さを全てリビング横の和室の高さに合わせたので
3カ所あった扉は全て使えなくなりました。
3カ所の扉を新調すると金額的にも大きくなるため
床の高さを上げた分、扉の下をカットして既存の扉を生かしました。